業務用オゾン発生器の正しい選び方

業務用オゾン発生器の正しい選び方

ここでは、業務用オゾン発生器を選ぶ際、どのような基準で選べば失敗しないのかをお伝えしたいと思います。

個人的な話しで恐縮ですが、2年ほど前、3万円程度の空気清浄機を購入しました。

そのときは控えめに言っても十分すぎるほどの検討材料がネットで確認できました。口コミや評判もメーカーサイトや楽天・Amazonなどだけではなく、個人のブログ記事なんかもかなり詳しい記事があり非常に参考になったことを覚えています。

しかし、これが業務用のオゾン発生器となると、ほぼ有効な情報は確認できませんでした。

もちろん、スペックや仕様、メーカーサイトなどのいわゆる「お客様の声」的なものは確認できますが、たとえば競合製品を比較した個人の方のブログなどは皆無です。

そんな状態なので、「業務用オゾン発生器の正しい選び方」などの情報も一切見当たりません。

特定のメーカーや製品だけを最初から最後までおすすめしている記事はチラホラみかけますが、結局その製品の良い・悪いを判断するためには、他の製品と比較しないとなりません。

情報がバラけていますので、その比較作業は実に面倒です。ですから、このページではそのあたりのことでお役に立てばという思いでまとめました。

オゾン発生量だけに騙されない

業務用・家庭用問わず、オゾン発生器をネットで検索すると、とにかくオゾン発生量だけをアピールしている情報を見かけますが、騙されてはいけません。

もちろん、オゾン発生量は大事な要素の1つであることに変わりはありません。しかし、問題は、そのオゾン発生量が活かされる設計になっているのか、という点です。中には、「設計段階で破綻しているだろ」という製品も少なくありませんから注意が必要です。

オゾン発生量の目安ですが、車の消臭であれば、200mg/hr以上はほしいところです。部屋やオフィス、ガレージなどの場合、少なくとも1,000mg/hrないと、消臭作業に時間を要し、効率も悪くなるでしょう。

オゾン発生量は多いに越したことはないが、オゾン発生量だけが妙に多くて安い製品などには注意が必要ですよ、というのがこの項でお伝えしたいことです。

風量はオゾン発生量と同じくらい大事な要素

業務用オゾン発生器は、一般的に家庭用のオゾン発生器よりオゾン発生量が多いです。だからこそ「業務用」なのですが、そのパワフルなオゾン発生量を活かすためにはこの「風量」が超重要ポイントになります。

いってみれば、オゾン発生量と風量は1セットで考えるべきであり、どちらか一方が極端に強かったり弱かったりしてバランスを欠くと、業務用オゾン発生器としての性能は一気に低下します。

業務用オゾン発生器における風量とは何か?

簡単です。

扇風機をイメージして下さい。

扇風機には「強」「中」「弱」などの設定があり、「強」にすると、羽が勢いよく回り、一気に力強い風を起こすと思います。オゾン発生器の中にも、あのような羽があり、生成したオゾンを拡散します。その拡散力が「風量」です。

ですから、風量が強ければ強いほど拡散力が強くなり、空間に効率よくオゾンが充満するということです。

質問者
風量も、強ければ強いほどいいの?
シバイヌ
はい。基本的にはそうなります。ただし、オゾン発生量とのバランスが重要です。
質問者
風量が強いとか弱いとか何を基準に判断すればいいですか?
シバイヌ
風量の目安は、
オゾン発生量×0.0015
つまり、オゾン発生量が1000mg/hrであれば、
1000×0.0015=1.5(L/min)
これを平均値としてイメージしていただき、これより大きければその風量は「強い」と判断し、小さければ「弱い」と判断して下さい。
質問者
なるほど!

競合製品を比較してみよう

業務用オゾン発生器の業界は、空気清浄機ほど複雑ではありません。実にシンプルで消臭業界で有名な機種はある程度決まっております。それが次の5機種です。

機種名オゾン発生量風量適応範囲オゾン水生成機能重量販売価格
剛腕 GWN-2000S2,000mg/hr1,800L/min100㎡
×
4.6kg64.5万円
剛腕 GWD-1000FR1,000mg/hr1,300L/min70㎡
×
5.0kg42.9万円
ED-POG-1TM/1TS1,500mg/hr2,000L/min70㎡
×
6.0kg36.8万円
オゾンクラスター14001,400mg/hr4,250L/min100㎡
3.5kg24.8万円
パンサーJ7,500mg/hr4,333L/min150㎡
×
7.0kg64.8万円
おそらく、この表にある5機種のいずれかの製品を購入すれば大きな後悔をすることはないと思います。

何故なら、どの製品も消臭現場でたくさん使われている実力ある機種だからです。しかし、せっかく比較表を作成しましたので、製品ごとに私の個人的な感想を添えたいと思います。

剛腕 GWN-2000S

オーニット/剛腕 GWN-2000S

1.剛腕 GWN-2000S
メーカー:オーニット社
オーニット社この機種は剛腕シリーズの最新機種です。剛腕シリーズはTV番組「ほこ×たて」でも紹介されたこともあり、有名なシリーズです。スペックも操作性も申し分ありませんが、いかんせん64.5万円という販売価格がネックになり、購入できる人は多くないでしょう。

剛腕 GWD-1000FR

オーニット/剛腕 GWD-1000FR

2.剛腕 GWD-1000FR
メーカー:オーニット社
剛腕シリーズの中堅機種。少し羨ましい「オフタイマー機能」が付いた機種です。オフタイマー機能必須という条件で業務用オゾン発生器を探している人は選択肢に入れるべき機種といっていいでしょう。42.9万円程度。価格は妥当よりやや高めに感じます。風量が気持ち弱い気がします。

エコデザイン ED-POG-1TM/1TS

エコデザイン/ED-POG-1TM/1TS

3.ED-POG-1TM/1TS
メーカー:エコデザイン社
外観デザインは古めかしい感じですが、オゾン発生量と風量のバランスはオゾンクラスター1400に次いで高評価。個人的な感覚では、36.8万円という価格は妥当なレベル。

オゾンクラスター1400

オゾンマート/オゾンクラスター1400

4.オゾンクラスター1400
メーカー:オゾンマート社
オゾン発生量と風量のバランスが良い。5機種の中でもっとも軽量。オゾンクラスター1400の適応範囲が100㎡と剛腕GWN-2000Sと同じなのは、オゾンクラスター1400の風量が強いからです。

価格は5機種の中でもっとも安いが、決して「安かろう悪かろう」ではなく、かなり良いオゾン発生器です。(うちが導入したのもこの機種になります)
オゾンクラスター1400の口コミ・評判と特徴まとめ

パンサーJ

ECOZONE TECHNOLOGIES/パンサーJ

5.パンサーJ
メーカー:ECOZONE TECHNOLOGIES社
「黄色いオゾン発生器」といえば、このパンサーJです。消臭現場では結構有名なメーカーの代表的な製品になります。価格的には妥当。剛腕GWN-2000Sとほぼ変わらない価格なので、どちらかを選べと言われたら私なら迷うことなくパンサーJを選びます。

5機種の内、オゾン発生量がもっともパワフルです。しかし、7,500mg/hrというオゾン発生量にもかかわらず、適応範囲が150㎡となっているのは、1台のオゾン発生器で対応できる適応範囲には限界があることを意味しています。おそらく風量が6.0L/minあったとしても適応範囲はさほど変わらないと思います。

本当にメンテナンスフリーなのか

業務用オゾン発生器の「メンテナンスフリー」が当てにならないので、購入前によく確認して下さい。

「基本的にはメンテナンスフリーだけど、1〜2ヶ月に1回程度は放電管を拭いてね」←厳密にいうと、これはメンテナンスフリーではありませんよね。中には放電管を拭くのもひと苦労という機種もありますので、購入前にそこはよく確認したほうがいいでしょう。

業務用オゾン発生器のメンテナンスは、そのほとんどが「放電管(板)」というオゾンを生成する部分のパーツの手入れになります。

それ以外のメンテナンスが必要な不便なオゾン発生器は購入しないほうが無難です。「放電管を簡単に拭ける」という前提で、「放電管の定期的な拭き取り作業」この程度が許容範囲の自己メンテだと思います。

無償修理保証と返金保証は大丈夫か

まともなオゾン発生器専門メーカーであれば、「無償修理保証」「返金保証」を準備しているところがほとんどです。安い買い物ではありませんから、この2点は購入前によく確認して下さい。

ちゃんとした業務用オゾン発生器であれば、必ずあなたの期待に応える結果を出してくれるはずです。使ってみると分かりますが、オゾン発生器の消臭効果は本当に素晴らしいものなのです。

「無償修理保証」と「返金保証」があれば、購入を恐れる理由はほぼなくなります。慎重さは大事なことですが、必要以上に消極的になる必要はありません。確認することだけは事前にしっかりと確認し、是非購入して試してみましょう。

[番外編]激安オゾン発生器にはご注意を

良い製品が安く買えれば誰でも嬉しく思うはずです。私ももちろんそう思います。しかし、「業務用オゾン発生器」と謳いながらも、激安すぎる商品にはご注意下さい。

このブログのどこかで、「業務用オゾン発生器がクローゼットの隅に今も1台眠っています(苦笑)」と書いたと思いますが、実は、クローゼットにすら保管する価値がないほどのおもちゃのようなオゾン発生器を数台購入し、廃棄しました。

興味本位で購入したこともあるのですが、1000や2000mg/hrを超えるオゾン発生量の製品がなんと1万円以下で販売されていたりします。「PSEマーク対応」としている中国系の(?)業者さんもいたようですが、販売価格から予想する利益などを考えると怪しい感じがしますね…

中には、日本のコンセントに対応していないオゾン発生器もあり、ちょっとおもしろかったです。

ただ、私は個人的な興味でそれらの商品を購入しただけですので、怪しい商品を購入することはお金をドブに捨てる行為に等しいだけではなく、「いろんな意味で危険である」ということは覚えておいてほしいと思います。

PSEマークは法律で義務付けられています
電気用品安全法は、電気製品が原因の火災や感電などから消費者を守るために施行された法律で、日本国内で100Vコンセントに接続して使用されるほとんど全ての民生用電気製品が対象となる安全規格です。

この法律により、メーカーや輸入業者は、消費者が区別できるよう適合製品にPSEマークをつけて販売することが義務付けられています。PSEマークを取得していない製品は法律違反ということになりますので、法律を違反している製品を購入し、事故等起こさないようくれぐれもご注意下さい。

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